卵子提供に伴う医療安全対策
卵子ドナーにお願いするのは、体外受精に使用する採卵へのご協力です。
体外受精とは、女性の卵巣から卵子を採取し、男性から採取した精子と体外で受精させ、できた受精卵(胚)を子宮内に戻し妊娠を試みる治療方法です。
卵子提供を受けたいと希望される方は、様々な理由(卵子の老化や機能障害など)でご自身の卵巣からの採卵が行えません。
そのため、卵子ドナーの方に、体外受精の一部である卵子採取を受けて頂きたいのです。
卵子採取を行うまでには、ピルによる月経サイクルの調整、排卵を誘発する為のホルモン剤が投与されます。
また、卵子採取を行う際には、麻酔が使用されます。
投薬による一時的な副作用がでる方もいらっしゃいますが、長期的なリスクは無いと報告されています。
採卵までの治療は、専門医による綿密な診察を重ねた上で、お薬やメディカル・リスクに関する詳細な説明を重ねた上で行われ、安全には万全の対策がとられております。